インフルエンザは通常12月から3月にかけて流行しますが、今年は5月ごろから季節外れの流行が生じました。原因として、人の往来の増加や免疫力の低下が指摘されています。インフルエンザは感染力が強いので、流行しだすと一気に感染者が増加します。正しい知識を身につけ、インフルエンザウイルスを体に入れないこと・免疫力を高めて発症を予防することが重要です。さらに、今年は通常と異なる流行状況のため、インフルエンザの発生状況を見極め、適切に対策していくことが必要です。
☆どのように感染するの?
●インフルエンザの感染経路は「飛沫感染」と「接触感染」です。
飛沫感染:感染した人のくしゃみや咳、唾などの飛沫とともに放出されたウイルスを吸い込むことで感染します。
接触感染:感染した人が鼻水に触れたり、くしゃみや咳を抑えたりした手で、ドアノブなどに触れてウイルスが付着。感染していない人がその物に触れ、ウイルスが付着した手で口や鼻に触れることで粘膜から感染します。
●インフルエンザの感染が疑われるときは
急激な発熱などインフルエンザが疑われる症状が出たときは、まず電話で「かかりつけ医」や「発熱外来」に相談しましょう。治療薬がよく効く期間は、発症してから48時間以内とされていますので、早めに受診しましょう。
☆感染予防の5つのポイント
1 予防接種を受ける
予防接種には、発症・重症化予防の効果があります。接種後、免疫ができるまで約2週間かかります。できるだけ流行する前に受けましょう。
2 健康的な生活習慣
バランスの良い食生活、適度な運動と十分な睡眠、歯磨きなどで口の中を清潔に保つこと、体を冷やさないことを心掛け、発症を抑えましょう。
3 マスクの着用
マスクは人にウイルスを感染させないだけでなく、のどの湿気を保ち、ウイルスの侵入を防ぐ効果があります。
4 こまめな手洗い
帰宅時や調理の前後、食事前などこまめに手を洗いましょう。その際、指の間、手首などの洗い残しに注意しましょう。
5 部屋の加湿
インフルエンザウイルスは、空気が乾燥したときに働きが活発になります。加湿器などを利用して湿度を50~60%に保ちましょう。